「YouTubeはタイトルが超重要!」ということは皆さんよくご存じだと思います。
しかし、
- 「重要なのはわかっているけど、どうすればいいか分からない」
- 「なんとなく自分の感覚や思い付きで決めているが、上手くいってない」
とお悩みの方は多いです。
自分の商品を売ろうと考えたり、自分の持ち物良さをアピールしようと考えると、
ついつい自分の感覚や思い込み・思い入れで話してしまいがちですよね。
広告業界で仕事をしていている人でも「自分が客なら絶対響かない!」というアピールをしてしまうことがよくあります。

はい、私のことです。
この本は、自分の情報発信に対して「内容や質はいいはずなのに、どうして誰にも届かないの?」とお悩みの方は、一読の価値がある1冊です!ぜひ参考にしてみてください。
目次
この本はココがすごい!
今回ご紹介したい1冊がこちら!「セールスコピー大全」です!
この本は、セールスコピーライターの大橋一慶さんがご自身の経験を基に、セールスコピーライティングの技術について解説されている本です。

この本では
売れるアイデアは、「生み出すもの」ではなく「拾うもの」です。あなたの頭の中から生むのではなく、お客さんの頭の中から拾い上げるものなのです。つまり、必要なのは天才的な発想力ではなく、読み手を深く知ること。
セールスコピー大全(p.24)
という原則に立ち、自分本位ではなく「いかにお客さんに響かせるか?」というセールスコピーの方法論について、非常に分かりやすくまとめられています!
①ポイントを3つに分けて解説してくれるから分かりやすい!
②専門用語が少なく初心者でも安心!
③実例やサンプルが豊富でイメージしやすい!
この本では、重要なポイントについては3つに分けて丁寧に解説してくれています。
具体的であり、かつ細かすぎない。
そして例や見本が多いので、自分の商品や情報を紹介する際のイメージがしやすく、非常に活用しやすい内容になっています。
以降では、私が特に「わかりやすい!ためになった!!」と感じたポイントについてご紹介いたします。
ポイント:売れる世界を見つける3ステップ
この本の冒頭では、「売れるセールスコピーを書く秘訣」として3つのステップが紹介されています。
これはつまり、「見られる動画タイトルのつけ方」として解釈できると思います。
- ステップ1:お客さんの脳内にある「売れる世界=強い欲求」を探す
- ステップ2:その世界で求められている「優れた提案」を考える
- ステップ3:その提案を魅力的に伝える
これが5ページほどで書かれた第1章のまとめなのですが、正直この第1章だけでも読む価値が十分あると思います!

本が苦手という方も、ここだけでも一度立ち読みしてみては!?
ポイント:3つのターゲットタイプ
この本では、ターゲットを明確にして「お客さんの中にある強い欲求」を拾い上げるために、お客さんを3つのターゲットタイプに分類して解説されています。
「タイトル付けが苦手だ」とお悩みの方の多くは、この「ターゲットが曖昧」というケースが非常に多いです!
「ターゲットを絞ると見る人が減る・・・」「ターゲットは絞らずとにかくたくさんの人に訴求したい!」
と考えてしまうのですが、それでは結局誰にも響かず、誰にも見てもらえません・・・

ついつい八方美人に・・・
あなたの発信内容の良さを分かってもらうために、不特定多数ではなく、届けたい相手を決めましょう!
- ターゲットタイプ①:その商品が欲しい、めっちゃ興味を持っている
- ターゲットタイプ②:その商品を少し知っているけど、まだ欲しくない
- ターゲットタイプ③:ベネフィットに興味はあるけど、その商品を知らない
そして、それぞれのタイプに合わせて特徴や伝えるべき内容など、セールスコピーのコツが紹介されています。
実例やサンプルが多く、さらに背景にある理論・構造まで丁寧に解説されているので非常に参考になります!
あなたの情報を届けたいターゲットはどのタイプなのか?そしてどうすればそのターゲットに届くのか?
本で紹介されている例やテンプレートを参考に、ぜひ「タイトル案」を検討してみてください。
ポイント:広告文章の3分類
この本では、広告文書を「キャッチコピー」「リードコピー」「ボディコピー」の3つに分類して解説されています。
これはそれぞれ、
「キャッチコピー=タイトル」「リードコピー=サムネイル」「ボディコピー=概要欄」と考えることができます。
- キャッチコピー
キャッチコピーで注意を掴まなければ、その後のコピーを読んでもらえないから - リードコピー
キャッチで注意を掴めたとしても、読み手にはまだ広告を読む気はない。
そこでリードコピーが必要になる - ボディコピー
読み手の購入意欲を育てる
こちらもそれぞれの役割やそこで伝えるべき内容について、とても丁寧に解説されています。
さらに、上記の3つターゲットタイプに合わせた使い方や、コピーの威力を強化する表現技法などが紹介されています。

とにかく分かりやすい&使いやすい!
これまで、広告関係の本はたくさん読んできました。
「ためになる本」はたくさんあったのですが、ここまで「分かりやすく使いやすい本」はなかったのではないかと思います!
この本はもう一冊買って、自宅の机&職場のデスクの両方に置いておきたいと思います!

この本を読むと身に付くいいこと

- キャッチコピーの考え方・作り方
- セールスコピーの技術
- コピーを陰から支える技術・理論
今回はこの本について「YouTubeのタイトル付けが苦手な方へ」という切り口でご紹介してきました。
本来の使い方ではないかもしれませんし、合致しない内容も本には含まれていると思います。
しかし、確実に「タイトルのつけ方で悩んでいる人」の役に立つと断言できます!
今回の内容がお役に立てれば幸いです。